桑原グループとして長年お付き合いのある北見の老舗肉屋。その施設の扉が老朽化によって、開閉に不具合が生じていました。原因は開閉金具に使われている部品の破損。しかし、かなり昔の製品だったため、既にメーカーでも部品を生産しておらず修復が困難な状況でした。とはいえ、まるごと扉を交換すると非常に高額になってしまいます。

相談を受けた当社はリバースエンジニアリングを実施。破損部を接着し、3Dスキャン-DesignXによる復元を試みました。しかも、ただ復元するだけではなく、あわせて改良も図ったのです。もともとはプラスチック製部品だったため、強度を上げるためにカーボンファイバーを配合して造形することにしました。

完成した部品に交換することで、再びスムーズに開閉するようになった扉。この修復作業によって扉をまるごと交換する必要がなくなった点も、お客さまから評価頂いております。

桑原冷熱は、壊れた部品をもとに行うリバースエンジニアリングも得意としております。不具合のある機械や道具などありましたら、お気軽にご相談ください。